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オラディアの空

MMORPG『DRAGON'S PROPHET』での日常を中心としたブログです。たまにイラストもあげます。

臆病な竜の昔話

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ティミダ『だ、誰っ…!?...あ、さ、サフィリスさんか… 僕の昔話を聞きたい…?た、たぶん面白くないよ...え?レンディアさんから言われた?うん...だったら短いけど話すよ 僕がこんなに臆病な訳を』

昔、サイレントタワーはあんなに物騒な場所じゃなかったんだ 本当にギガドラゴンの魂を奉るための塔 僕らイヴルアイズ族は、塔で眠るギガドラゴンを守るために、やってくる人間はたとえオーセラ人であっても追い払っていた 意外だと思うけど...あの頃は僕もこんなに臆病じゃなかったんだ 自分で言うのもあれだけど、もっと勇気があってどんな相手でも自分から追い払いに行っていたんだ

だけどある日やつらが...サークス人が兵器を連れてやってきた

僕らはあいつらが今までやってきたどんな人間よりも気に入らなくて、今まで以上に激しく攻撃したんだ でもそれが悪かった

あいつらは僕らの凶暴性とかいうものが気にいったらしくて、兵器を使って次々と仲間たちを捕まえていったんだ 目の前でサイドドラゴンの血を撃ち込まれて、淀んだ涎を吐き散らして生きているものとは思えない金切り声を上げながら仲間たちを次々引き裂いていく姿 生きたまま目の前で腹を裂かれて実験体にされていく姿 僕はその光景を見て発狂した 情けない悲鳴を上げながら塔の奥深くへ逃げ込んだんだ 奥深く、奥深く

やがて塔は静かになった サークス人たちが塔を奪ってしまった

あんなにたくさんいた仲間たちはほとんどやつらの実験体にされたかサイドドラゴンに堕ちてしまったんだ 生き残った仲間はみんな息をひそめて隠れてしまって、もう塔は生きていなかった

僕は誰もいない暗闇の中でずっとずっと泣き続けた 誰かの気配がするたびにおびえてさらに暗闇に逃げ込んだ そうやっているうちに僕は「臆病者」って名をつけられたんだ 

 

『僕は…ずっと逃げてきた あいつらが本当に恐ろしかった

 

・・・あの、あのね、サフィリスさん

レザルさんに伝えてほしいことがあるんです

 

僕は感謝してるって

狂った仲間たちの悲鳴で心が壊れた僕をあそこから引きずり出してくれた

僕はまだあの傷が残っていてうまく甘えられないけど、いつかきっとレザルさんの横で、今よりもっと胸を張って戦いたいって

 

・・・伝えてくれるんですか あり、がとうございます じゃあ僕はまた訓練に戻りますね』